2018-11-30から1日間の記事一覧

うどんと学友

漫画家と銀行役員と警察官僚と言うのが立った三人だがボクの学生時代の友人だ。 昔、マージャンをした。一番強かったのが漫画家で、一番カモにされていたのが警察官僚だった。ボクと銀行役員は勝ったり負けたりしていた。 お歳暮代わりにうどんのセットを三…

清月さん

家の女が華道を再開した。時間はごく短い。ボランティアだ。先生扱いされるのが快感らしい。清月さんと呼ばれていた。なんだ?とたずねたら、清月と言うのがお花を教える時の名前だとか。いつ資格をとったのだろう。

病院の駐車場

医科大付属病院で妻を検査に連れてきたが、駐車場に行ってる間に行方不明になった。 30分後、発見した時には、よそのおばあさんの車椅子を押していた。 家族に心配かけて何とも思わない。 朝から、おバカだ。

MRI

漱石の二百十日の冒頭に、六十余りの太った爺さん(わしかいっ?!)が毛抜きで一本、一本、髭を抜いている情景を見て碌さんと圭さんが、話し出す。自分の実家の豆腐屋の話や、華族や金持ちの横暴に憤慨したりする。うどんで腹をこわして宿の女中に粥をせがん…