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「自己紹介」  太宰治『人間失格』に想う

たとえ、九か月とは言え、

妻を裏切り、浮気をしていたことは事実です。

 

その間、妻に隠して女のところに通い続けていたことは、

間違いありません。

 

女の店の電話番号を携帯に登録して、

中学の同級生たちがその店出入りしていたのを口実に、

彼らと連絡をとるふりをして、女に連絡をしていました。

 

三月に女の店で、妻と女が鉢合わせてとうとう不貞が妻に

ばれてしまった。

 

妻に詰め寄られて、初めて私は自分の愚かさに気づきました。

 

女の店に自分の小冊子を置いてきましたが、

しかもその拙稿は妻の理解や協力があって、

初めて、できあがったものであることを

愚かにも私は忘れていました。

 

私に、償いと再生の機会はあるのだろうか。

 

 

  『人間失格

   もはや、 

   私は、 

   完全に、 

   人間でなくなりました。』  

 

  太宰治の『人間失格』より