『敵の名は宮本武蔵』木下正輝著~この本を支持します。直木賞取ってくれ。

 

 

もっと早く、こう言う読み物は出ていいと思っていた。

 

青梅に吉川さんの旧宅を訪ねた時、吉川先生の小説宮本武蔵の功績を改めて感じたが、それ以外にも僕の知っている限り、宮本武蔵については森鴎外直木三十五菊池寛芥川龍之介、、、、、、。近年では、柴田錬三郎司馬遼太郎津本陽、、、、、、。最近では板垣恵介など、多くの作家さんが武蔵本を書いている。

 

だから、木下正輝さんの史観で武蔵を書いているのは、これはこれで、面白く、人にも薦めたいと思います。

 

欲を言うなら、取材が、偏っている感じ。もっともっと、金を使ってあちこち行ってみてきてほしいよね。吉岡家にヒアリングしたのはOKだと思います。過去、百人の作家がいて九十九人は、武蔵側の視点に立っての京都決闘シークエンスしか、描かれてなかったような気がしますから。

 

支持します。直木三十五追悼で、ついでに直木賞をとっちまえ‼

あっ、最有力候補なのか。失礼しました。

 

 

武蔵もの続編を望む‼