大阪桐蔭の選手たちの相手チームの選手を労わる心は素晴らしい。本当のスポーツマンシップだ。日大のアメフトの元監督と元コーチの心の貧しさ、卑しさと対極的だ。そういう訳で、ここ数ヶ月、僕らは、あまりにも醜い大人や老人たちの姿を見せつけられ続けたのだが、甲子園大会が進むにつれ、素晴らしい青年たちの態度を見せられて心が晴れやかになった。

金足農業は、いろんな意味で斬新だ。吉田輝星投手の笑顔が良い。マウスピースかテンプレートを噛んでいると思うが、常に微笑んでいるようで、見ていて楽しい。このチームは歯磨きが徹底しているのか、選手の多くが下あごが綺麗に発達している。スポーツ選手は歯並びが良くて、虫歯のない方が数倍、運動能力が良い。のけぞって歌う校歌も微笑ましい。伝令の選手がマウンドで必ず、一発ギャグをやる。ピンチの時ほど、派手にやる。監督公認というから、なおのこと良い。