ほぼ、六、七十年くらい昔の試合なのだが今でもYouTube等で見られるのがうれしい。

バディロジャーズとルーセッズはマジソンを満員札止めにしたAmericanプロレスの黄金カードだ。力道山はルーセッズのNWA王位を狙っていたし、弟子のビッグババはバディーロジャーズに憧れて全米サーキットの修業を続けた。

この四人に共通して言えることは天賦の素質はもちろんのことそれを上回る練習の鬼だったと言う事だ。小指の皮膚が裂けて血だらけになっても空手チョップの練習に打ち込んだ力道山。父をスパーリングパートナーとして貧しいハンガリー移民の子供だったルーセッズは来る日も来る日も練習に打ち込み、ついには父親を危めてしまう。トレーニングジムの床が汗の水たまりになっても四時間五時間とスクワットを続けたビッグババこと馬場正平
ただ、バディロジャースに関してはグリーンボーイ時代の正確な記録がなく、17歳でサーカスに入団し、28歳でプロレスラーとして本格デビューをするまでの12年間は謎に包まれている。