危険物取扱者って、おいおい。

 

グリルでサンマを焼いていたら、グリルから火の手が上がった。
ボクは何をとち狂ったか、息を吹きかけて消そうとした。とんでもない。
ボクのした行為は火の元に酸素を送り込んで燃焼を促進する行為だ。
炎はキャンプファイヤーくらいの量になった。
家の女が布巾を濡らしてグリルの中の炎を消し止めた。
適切な行為と言うべきだ。
つまり、火源から酸素を遮断した訳だ。
 
ボクは危険物取扱者乙種第4類と言う免状を持っている。
でも、非常時にこの体たらく。
面目丸つぶれ。
 
サンマはこんがりと焼けたがボクのメンツはどこかへ飛んで行った。
あとかたもない。