手塚治虫先生の盗作を繰り返したハリウッド映画

手塚先生の巨人三部作を、令和二年の二月二日からずっと読んでいます。

 

 

①魔神ガロン(1959/7)

 手塚版キングコング・ストーリー

 悲しいガロンとピックの物語。エンディングも泣ける。

魔神ガロン 手塚治虫文庫全集(2)

 

マグマ大使(1965/5)

 終戦直後の悲惨な母国を見た手塚先生のメッセージが主人公のセリフに

 現れている。

 「日本人は降伏の辛さを知っている。だから決して負けない。」

 

 作品中に登場する一コマの絵、

 自然災害復興援助金が30円って、これは時代の差か?と思って調べたら、

 手塚先生の風刺だと理解できた。

マグマ大使 DVD-BOX 【初回限定版】

 

③ビッグX(1963/11)

  ナチスの残党と戦う正義と平和の日本人青年の物語

 三作の中で一番ハラハラドキドキ。

ビッグX BOX [DVD]

 

 

 作品中、危難を乗り切り、主人公が海辺を歩くシークエンス。

 どこかで見たと思ったら、猿の惑星(1968/5)

   アメリカ人が手塚先生のまねをしたと思った。

 猿の惑星だけに猿真似(そんなん言うてる場合か!)

猿の惑星 (吹替版)

☆      ☆

上記の一件で思い出したのが、ミクロの決死圏(1966/8)が、

手塚先生の、吸血魔団(1948)と38度線上の怪物(1953)から

プロットもストーリーもまるまる盗んだ件。

 

吸血魔団手塚治虫長編漫画選書2堂復刻

 

38度線上の怪物

手塚治虫38度線上の怪物復刻少年画報昭和60年昭28年3月号ふろく 少年雑誌 附録 昭和レトロ 鉄腕アトム ヒゲオヤジ

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なんかの本で複数回読んだ記憶があるけど、

手塚先生もそのことを知っていて「腹も立ったがお互い様」と

おっしゃっているのが救われる。

 

☆      ☆

でもね、

上記

①の魔神ガロン(1959/7)の雰囲気に

 ほんの微量、ハリウッドのキングコングの香りが

 漂っているだけやもんね。こんなのはパクリでも何でもねえし。

 

 

キングコング(字幕版)

 

☆      ☆

ボクは、あんまり腹が立つので友人の高知の大漫画家にアメリカ映画の

卑怯さ加減を告げ口してやるっ!

 

☆      ☆

アメリカ映画、手塚先生のファンの方、個人の思い込みだから、怒んないでね。