純烈の白川裕二郎さんが、今日十日なのでお母さんの所へ花束を持って行ったら、母親が
「あんた、きょう紅白に出るんでしょ。早くテレビ局の人に連絡しなさい。」
と言われたと、ツィートしているのを見てボクは涙が出ました。「夢は紅白親孝行」をいつまでも実践しているからです。
僕の母親は若い時に結核のサナトリウムで過ごし、友達も恋人もいない青春時代を過ごし、退院してからも感染を恐れた両親から座敷牢のような所に入れられた。ずいぶん後に完治して父を紹介され嫁ぐまで、他人を信用しないような性格になってしまった。ボクは母から受け継いだ体質の悪さや内向的性格を鑑みるにつけ、母を恨んできた。
世間の人の仲の良い母子関係を見るにつけうらやましい気がしてならなかった。
白川裕二郎さんのツィッターを見て、当たり前のことだが親は大事にするもんだと思った。母の性格やボクへの仕打ちをいつまでも恨んでも仕方がない。過去にとらわれて自分を生んでくれた母のことを悪く言っても悲しいだけだ。
ありがとう。裕二郎さんの親孝行を見せてもらってボクもなんだか幸せな気持ちがした。
追記
裕二郎さんは、一瞬、
「お母ちゃんがぼけたのかと思ってびっくりした。」
というふうに思ったらしいけど、話の内容がしっかりしているし、少し、せん妄になっただけかもしれないね。その状態は、ボクもあるし、みんなもある。一瞬の勘違いから生じることで御年から言うとあっても不思議はないけど、そんなに心配しなくてもいいと思う。