>今回はデビューの早い漫画家さんについて、同業、編集者の立場から、感想をお聞きします。
少女漫画家はデビューが早いよね。高校生で…というパターン。新人賞でデビューして、その後編集者が付いての指導があって…というコース。
>古くは桑田次郎さんの13歳デビュー。京都平安高校のハンドボール部のキャプテンは夏休みにデビューが決まっていた。バッテリーの作者。それから、岡山の進学校卒で卒業生が皆、大学進学するなか、一人だけ少年ジャンプでデビューしたドーベルマンデカの人。
>皆、絵もストーリーもすごくて、でも、未成年が大人相手の厳しい業界で、トラブルも契約上の被害を被ることもなく、よく今日までやって来れたと感心します。
大手では新人囲い込み(他所に取られないように)をするんです。といっても最近は業界も下り坂ですから、昔ほどの囲い込みはないようですが。編集が関わり過ぎて作家を潰すというパーターンが少なくないような気がします。
【注記】
筆者の友人の大漫画家もデビューは23歳。早い方ではない。結婚して家族を養うために漫画家に言うから、漫画を描いて稼ぐことに苦労もなく、苦心もせず、サラリーマンよりは手っ取り早く稼げると言って脱サラで斯界に進んだというからすごい。