2017-09-16から1日間の記事一覧

荒木一郎「空に星があるように」「愛しのマックス」「今夜は踊ろう」「バス通り裏」からカムバックの「温泉こんにゃく芸者」まで

大女優荒木道子の息子。シンガーソングライターの草分け。町田警察署事件。ミリオンセラー歌手。売れっ子俳優。 事件について擁護する芸能人、小説家、文化人も少なからずいた。かっこいい不良。寡黙な兄貴。 そんなイメージの彼の復帰作が、ポルノ映画「温…

嵐山光三郎は、谷崎潤一郎と三島由紀夫について「枯れてたまるか」でこう、述べている。あと、昭和の大スター荒木一郎についても。

「枯れてたまるか」嵐山光三郎著18ページより 「編集者と言う商売には文科系体力が必要で、企画する能力、直観、持続する意思、あとは茶目っ気と義理人情があれば、どうにかやっていける。最も重要なのは直観である。」 なんかわかる気がする。 このあと、嵐…

銀行の話④〈実在したほんとにおバカな『銀行預金獲得マニュアル・プロ野球選手編』〉

プロ野球選手の契約金を定期預金として預金として頂く「地方銀行のマニュアル」が実在した。 ボクがいた地方銀行にはプロ野球選手の契約金を定期預金してもらうマニュアルがある。そのマニュアルにはこうある。 「まず、ドラフトの最低一年前から実家に預金…

銀行の話③〈多重債務者の転落人生とボクの失敗〉

ボクがまだ、銀行員だった頃の話だ。身なりの良いサラリーマンがローンの申し込みに来店した。上品な紺のスーツを着た男性だった。当時、ボクはまだ20代で、地方銀行のローン担当者だった。 その男性は窓口を訪れ300万円のローンを申し込んだ。勤務先、年収…

備前焼の事は素人なんだが藤原啓さんの作品が好きだ〈陛下から逃げて岡山に帰ってしまった人間国宝〉

岡山県の東部に位置する備前市は備前焼の産地として名高い。当地が鎌倉・室町の時代から「焼き物の里」として栄えた理由は「田土(タツチ:水田の底から採掘した粘土)」と「赤松」に原因する。きめの細かい備前の「田土」を良く練って陶工や備前焼作家たち…