2017-09-17から1日間の記事一覧

銀行の話⑩〈落語研究会出身の新人銀行員に余興を強いるバカ支店長〉

4月になると銀行の社内報で各支店に配属が決まった新入銀行員達のプロフィールが掲載される。有名国立大学出身だとか、留学経験ありだとか、インターカレッジで活躍したアスリート等と華やかに各自の経歴が披露される。A君は関西私立大学の名門落語研究会のO…

銀行の話⑨〈債務者への思いやりを忘れた傲慢な銀行員の末路〉

ボクが支店勤務の銀行員時代の話だ。ボクは長期延滞中の融資先を十指に余るほど抱えていたが、ある時、「網膜剥離」の診断を受け、止むを得ず、入院のために休職することとなった。引き継ぎ事項、懸案事項をノートに書き出して病院へ向かった。当時、担当顧…

大女優に「坊やはおりこうさんね。」と声をかけられた小説家片岡義男

1939年生まれで、かっこいい東京の原風景と日本映画の黄金時代を世間に余すところなく伝えてくれた片岡義男は「スローなブギにしてくれ」で有名な小説家であり、写真家であり、翻訳家である。こんな兄貴がいたら、いいのにと田舎出身の大学生だった筆者は憧…

銀行の話⑦〈銀行員が聞いた暴言・失言〉

何気ない発言が批判の対象に?被災地で気をつけるべき意外な落とし穴 東日本大震災の時、某県の地方公務員の中から有志ボランティアが被災地に派遣された時のことである。彼らは志願して出向いた人たちだから、その志は尊い。しかし、後が悪かった。被災地復…

銀行の話⑧〈上司も部下も。自業自得の銀行員〉

団塊世代のある銀行の支店長の話。 その支店長は営業戦略のない人だった。仕事にビジョンもポリシーもなく、派手な突撃ラッパだけは元気に吹くことができた。飴と鞭で部下を煽てたり、賺したりして支店長職に成り上がった人だから、顧客から見ても頼りないイ…

銀行の話ドラマでもリアルでも悪代官みたいな銀行支店長がほとんどだが、稀には尊敬できる人もいる。

日本テレビ系「花咲舞が黙ってない」の第九話「消えた約束手形一千万円の話」を見た。 あれ? 似たような話が?・・・と、ついつい思い出すのは、以前、ボクが書いた「<星の降る町で100万円の手形をなくした話> 。これとプロットは一緒だと思った。 さて、…