村田諒太の世界戦表彰リングにて

昨日、試合終了後、村田諒太の世界戦表彰リングがテレビで映されていた。家の女がむきになって、「村田君の横に立っている水着姿のお姉ちゃん二人は何者だ⁉」とボクに訊ねる。(そんなもん知らんがな。フジテレビかなんかの手配したコンパニオンじゃねえんか。)黙っていたらしつこく問いただす。「亀田興毅の試合の時にあんなのいたか?内藤大助の世界戦の時にお姉ちゃんなんか立っていたか?」としつこい。ボクは、村田選手の勝利の余韻や試合後のコメントを楽しみにしていたから、お姉ちゃんがいくら美形だろうが、興味はない。どうやら、拙宅の奥の人は「男二人の命がけの真剣勝負の場所に水着モデルの存在は場違いではなはだ不釣り合いだ。」と怒っているらしい。「あした、スポーツ新聞見たら、あの場違いな水着の女の子二人の写真も村田君と一緒に写っているのか。」と言い出す始末。(知らんがな。水着の姉ちゃんに恨みでもあんのか⁉)と心の中で毒づいてみる。おかげで試合後の村田君のインタビューで良いことを彼が話していたのを危うく聞き漏らすところだった。

 

「高校の恩師が僕に言った。『お前が試合に勝利するということは、お前は試合相手を踏みにじって勝利したということだ。だから、試合に勝つということは、お前が踏みにじった相手に対する責任を背負うことになる。』だから、僕は(僕が踏みにじったアッサン・エンダムへの)責任を背負って、これからも戦い続けます。」

 

台風の被害も少なからず、発生した。衆議院選挙はなんだか変な終わり方をした。そんな、憂鬱な日曜日の夜に村田諒太は素晴らしい生き様をボクらに見せてくれた。なんだか、ジーンとした。

 

そして、寝ようとしたら家の女が言った。「あした、スポーツ新聞買って来て。あのお姉ちゃんたちの正体をよく見てやる。」なんか、気になるようだ。知らんがな。そんなん。