昨日2018年4月26日オリンピック二連覇したゴールドメダリスト羽生結弦選手がインタビューに答えて「僕、自転車に乗れないんですよ。」とカミングアウト。

家の女が、「え~‼うそー。羽生君、メダリストのくせに自転車に乗れないのー⁉」と言った。
ボクは、逆にメダリストの凄味を感じた。

ずっと前に羽生くんの小学校低学年と思われる頃のフィルムを見た。
彼は自分のことをオレと語っていた。

「オレ、ほんとは遊びたい時もあるけど、スケートをがんばる‼」

可愛いなあと思った。同時にこんな小さな時から目標を定め、ぶれずに一つの道を貫き通し、若くして五輪二連覇を成し遂げた男のひた向きな人生に感動した。

そのわけはこうだ。ボクが思うに羽生くんは小さな時から人並みに遊びに興じたことがない。同じ年頃の子供たちがゲームをしたり、外で友達とかけっこをしていたりする頃から、ずっとフィギアスケートの練習のみをしていた。だから、普通の子のが自転車に乗って遊んでいるというような経験が彼にはない。それが、インタビューに答えた彼の言葉に現れていた。

「遊びたい時もあるけど、スケートをがんばる‼」

人生のすべてをフィギアスケートに注ぎ込んだ男の凄味を知ることのできる言葉である。