今週の週刊少年チャンピオンを読んだが、なんか物足りない。
板垣恵介先生の「刃牙道」が雑誌の巻中(こんな言葉があるかどうか知らないが。)に掲載されていた。
もともと、巻頭カラーの常連でこの雑誌の顔だった作家さんが、巻末になり今週は、真ん中に来た。
二週休載後の再開作品にしては残念な気がした。作品のクォリティーは高いに違いないが、どこか変だ。
ストーリーを端折った訳ではない。絵が雑になったわけでもない。
じっと眺めたらあることに気づいた。コマだ。専門的にはどういうのかわからないが、1ページ当たりのコマがでかすぎるだ。
今週の「刃牙道」は表紙が1ページ。内容が20ページ。
その20ページのうち、1ページまるまる描きが6ページ、2コマ使いが5ページ、3コマ使いが8ページ、6コマが1ページという構成。
こんなにコマが少ないと紙芝居みたいで漫画の味が薄い。
だが、さすが板垣先生、ページ終わりでキッチリ落ちをつけて次回への余韻を残している。
だが、ボクはあんまりこの描き方は好きではない。
尊敬するちばてつやさんが一ページまるまる使いをしたのは表紙絵の他は「あしたのジョー」の最終絵(矢吹ジョー燃え尽きて真っ白な灰になるのシーン)くらいしか記憶にない。