ブルドックと言う名の旧日本軍軍用車両

仙台の航空隊で終戦を迎えた私の父は軍隊で自動車免許を取得し終戦後、免許の書き換えで一種二種の免許を貰ったと聞いている。

父の軍隊時代の愛車は「日産のブルドッグ」と言っていたが、調べてみたがそんな軍用車は存在しない。

そもそもブルドッグとはイギリス原産の、ブル(牛)と闘うために品種改良された中型犬で日本軍がそんな敵製語は使わないだろうと言ったら

 

「普通に『ブルドッグ』と呼んでいた。上官からも『英語を使うな!』となぐられたりはしなかった。」

 

と言っていた。

探してもわからないので日本の軍用車で形がブルドッグ似ている車両を調べた。すると

九五式小型乗用車と言うのが見つかった。しかし、これにはれっきとした日本名のくろがね四起と言う愛称がある。これを父の言うブルドッグだと断定することはできないが当たらずと言えども遠からずと思っている。

 

 

ファインモールド 帝国陸軍 九五式小型乗用車 くろがね四起 KUROGANE 135

【以下、Wikipediaからのくろがね四起についての抜粋

くろがね四起(正式名称:九五式小型乗用車)は
東急くろがね工業(現在の日産工機)が開発し
昭和11年~19年まで製造された純国産の四輪駆動車(4WD)でありました。
エンジンは1.2リッターから1.4リッターで33馬力(3300回転時)でした。
(80年後の現代における最新の軽自動車が0.6リッターで64馬力です)