大河ドラマで菅田将暉さんが演じた源九郎判官義経の事を知りたくて、みんな義経記の文庫本を買うみたいだけど。
随分前に読んだので記憶が確かでないうえに本自体を紛失してる。のでまちがいがあったらごめん。
高木先生と言うドイツ文学が専門の東大かどこかの先生が古文書を訳して書いていた。
そういう意味では大河ドラマの脚本屋の人よりずっと素晴らしい。
史実や真実は分からんけど古くからの伝承本を現代語に書き直したと言うことは素晴しいとぼくは思う。
その本には義経の華々しい戦果については書かれていない。一の谷の合戦や屋島の戦い、壇ノ浦の戦いについては一切書かれていなかったと思う。たった一行「平氏は滅んだ」とのみかかれていた。
それから義経の性格。
卑怯未練なコミュ障男。女好きで妾が30人とか40人とか、「鎌倉殿の13人」どころじゃない。その人たちを船に乗せて頼朝の追ってから逃げて嵐で船が遭難。
戦場では船のこぎ手を殺す卑怯。
平教経が恐ろしくて船上を逃げ惑う義経の様。
鵯越えとかで道案内の木こりに感謝して勝手に御家人に取り立てた越権行為。
遮那王だっけか?ちがってたらごめん。幼少期の悲惨な寺仕え。
静御前の悲劇。
常盤御前の悲劇。
梶原景時との陰湿なバトル。
等など、大変面白く読みました。
司馬先生の長編「義経」と一緒になっているかもしれません。無責任で本当にごめん。
興味のある方は両方とも読んで。図書館で借りて読むことをお勧めします。
分厚いからね。文庫でも。