馬場正平
デューク・ケオムカ
フリッツ・フォン・エリック
アントニオ・ロッカ
力道山
フレッド・ブラッシー
ミスターМ
ロイ・マクラリティ―
スィート・ダディ・シキ
ハード・ボイルド・ハガティ
ドクター・ビル・ミラー
ボボ・ブラジル
アントニオ猪木
この中でボクの好きなレスラーはアントニオ・ロッカだ。
世界中のレスラーの中で最高のギャラを稼いだ男。チャンピオンベルトに執着しなかった男。
技の神様。黄金の男。鳥人。ニューヨークの帝王。無冠の帝王。
様々なエピソードが残されているがボクが一番好きなのは
修業時代の馬場さんがアントニオ・ロッカに勝利したこと、
だがロッカはリングを降りると新人の馬場にもフレンドリーで
会うたびに葉巻をくれたという話などである。
馬場さんのトレーナーのフレッド・アトキンスは「飛んだり跳ねたりのサーカス野郎」と
馬場さんのトレーナーのフレッド・アトキンスは「飛んだり跳ねたりのサーカス野郎」と
軽蔑したらしい。
アントニオ・ロッカが
その悲惨なエピソードを紹介している。その事件の出典がアメリカの
プロレス専門誌なのか、当時のフロリダのプロレス紙なのかわからない。
底本を明らかにしていないことから梶原先生の創作であったかも知れない。
とにかくそうやって梶原さんは余談で盛り上げてロッカの強さ、非情さを
とにかくそうやって梶原さんは余談で盛り上げてロッカの強さ、非情さを
クローズアップして最高潮に達したところで
1962年3月29日ニューヨーク、マジソン・スクェア・ガーデンで
両者が対戦したという事実にボクらを引きずり戻すのである。