【ゴルゴ13は終わった】という突拍子もないタイトルについて
申し訳ありませんと謝罪するしかありません。
しかし、ゴリラ師匠(さいとう・たかを先生)亡き後の画力の低下、構成の破綻、キャラクターのだらしない表情の描写を見るにつけ、もう二度と小学館連載中のゴルゴ13は購読しないと心に決めました。これは私の個人的思いです。
ここに初期中期の作品を揃えました。ゴルゴ13が最も面白かった頃の作品ばかりです。ご堪能いただければ幸いです。
私が高校生の頃、本シリーズはスタートしましたが、何かのインタビューの中でゴリラ師匠が、
「ゴルゴの原稿一枚一万円や。30ページ描いて30万。俺んとこは20人くらいで描いてるから一人一万ちょっと。こんなんでやっていけるもんか。」
という意味のことをおっしゃっていたように思います。懐かしいです。
特に初期のゴルゴ13シリーズは、さいとう・たかをさんが健筆を振るわれていた名作が多く、ゴルゴ13が最も躍動していた頃の作品群です。
脚本家も船戸与一、小池一夫、K・元美津など日本のハードボイルドを代表するような作家、大家を揃えていました。
脚本家も船戸与一、小池一夫、K・元美津など日本のハードボイルドを代表するような作家、大家を揃えていました。
今のさいとうプロの方々を貶めるつもりはありませんが、最近の作品の体たらく、もうゴルゴは終息させていただいた方が、この名作の名を汚さないようにするためにもよろしいかと存じます。編集や出版社にも多大な責任があると考えます。
最近は、ゴリラ師匠の【台風五郎】シリーズを蒐集しています。版権の加減か、どうか分かりませんが、初期の貸本版の高騰には閉口しています。数がそろい次第、そちらも皆様のオークションに出させていただきます。最低競売価額はできるだけ低いところからスタートさせたいと考えております。ご期待ください。