漫画家と宝くじの話

ある時、親友の漫画家から電話があって「お前、宝くじなんか買うの?」と質問された。

 

その時は買ってなかったので、「めったに当たるもんじゃないと思っているので買わない。」と返事した。

 

「俺は一度も買ったことがない。好きじゃないんだ。馬券とか宝くじとか自分で努力すしても当たる確率が高くなるとかじゃないしな。ああいう他人任せのは嫌いだ。まだ、麻雀とかパチンコとか自分で手を下して負けても自分のせいだと納得がいく奴の方が良い。」そう彼は話した。

その日の夕方かみさんから出先に電話があって帰りに宝くじ買って来てと言われた。

 

「当たるわけないのになあ」私はぶつぶつ文句を言いながらそれでもかみさんに言われた通り、ジャンボ宝くじバラで10枚三千円分を買って帰った。

 

買って帰ったがそのまましまい込んで忘れていた。一か月経過してふと思い出した。

PC見ながら当選番号をチェックしていたら一枚五万円のが当たっていた。

その翌日、親友の漫画家に電話して謝った。

 

「すまん。一か月ほど前、宝くじは買わないって言ってたけどあの日の夕方買ってしまった。そして、そのうち一枚が五万円当たってた。悪いな。嘘ついたみたいで。」

だが、彼は覚えていなかった。

「えっ?そんなことあったっけ。」・

 

 

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親友の漫画家から聞いた家族の話

結婚したのはずいぶん早かったみたいだ。

大学を卒業した年の春、上場企業に入社した。

そこで奥さんと知り合い五月には入籍した。

結婚式はしていない。

区役所に婚姻届けを出した日が結婚記念日。

立会人は職場の先輩

 

翌月に退職して漫画に専念した。

 

卒業してからボクは彼の消息を知らなかったのだが

田舎の図書館で偶然、彼の著作を発見した。

それからまた連絡を取り合うようになった。

 

その時は彼は結婚して子供が生まれていた。

二人の子の父親となるのだが

上のお嬢さんはテレビや雑誌でその後お見掛けするようになった。

下の娘さんは父親譲りの才があるのかアニメの研究家となった。

 

 

彼との思い出を少しずつ書いていきたい。

 

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一昨年他界した親友の漫画家の家族から来た賀状

生前彼は孫は諦めたと言っていた。

 

自分の命の炎が燃え尽きる日をあらかじめ知っているような口ぶりで言うので不思議だった。彼がずっと治療を続けていることさえ知らなかった。

 

ある師走の寒い夕刻、ずいぶん久しぶりだったのだがお茶の水で待ち合わせて食事をしたことがあった。その時も彼は孫は諦めたと言った。娘さんが同棲しているのだが入籍しないので心配なのだと。子どもができたと言う話もないしと語った。

 

 

もともと食の細い男だったので途中まで気づかなかったのだが、話題が一区切りついたところで出された料理にほとんど手をつけず酒も飲んでいないのを知った。

 

どこか調子が悪いのかと尋ねたら、うん少しなと答えた。顔色が真っ青だった。

いつも他人を楽しませ周りに気遣いする彼がそういうので、これはそうとう悪いなと感じた。

 

今日は特に寒いし、これでお開きにしてまた体調の良い時に一献やろうと言って別れた。

それが彼と会って話した最後だった。

その後は電話とメールで連絡を取り合った。体調が悪いと言って長期入院したこともあった。

翌年の四月に彼は突然亡くなった。

 

奥さんから闘病の経過を聞かされた。コロナ過で葬儀は内輪でやると知らされ僕も他の友人たちも告別式にも出席していない。墓参すらできないまま二年経過した。

 

今年の元日に彼の奥さんから初孫の誕生を知らせる年賀状が届いた。

嬉しかった。

最後にお茶の水で会った時彼は自分は孫の顔を見ることは諦めたと言った。

顔を見ることは叶わなかったが彼の家には無事孫が生まれた。

 

彼の墓参に上京した折には心からおめでとう、初孫の誕生おめでとうと言うつもりだ。

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年賀状が喪中はがきで帰って来た

と言うのはある程度の年齢になると、珍しくないあるある話になってしまう。

 

ああ、あの人も亡くなってしまったかと言う程度の自分の反応に驚いてしまう

 

若い時は知人が亡くなった連絡を聞かされるとすごいショックを受けていたものだ。

 

それが親しい友人だったり世話になった先輩だったりしたらよく泣けた。

 

今年も新年早々喪中はがきが届いた。

 

去年の暮れに私から出した年賀状の宛名の人物は私が銀行に入った頃の直属の上司だったが、どうやら去年中に他界されていたらしい。その息子さんから年明け早々に寒中見舞いの文言で返されたものだ。

既に歳は明けているから、この場合、喪中ではない。

 

私は懐かしく故人の事を思い出した。

彼はよく私の面倒を見てくれて今でも感謝している。だからこそ退職してからずいぶん時が経つのに年賀のやり取りをしていたのだ。

 

彼は私が入社した頃60歳を過ぎていた。いったん定年を迎え退職し、再雇用の嘱託行員として集金係だけをしていた。資金の貸出も預金の勧誘もしないノルマもない単なる雑用係のようなものである。

それでも彼は顧客と接することに喜びと誇りを持って仕事をしていた。

私は三ヶ月だけだが彼に仕事のイロハと顧客に対するマナーと心構えを学んだ。

 

彼は65歳を過ぎて嘱託行員としても定年を迎えた。それからさらに30年病気もせず元気に過ごした。晴耕雨読。農家で大地主の家に生まれ先祖伝来の大きな屋敷に家族と住み95歳の天寿を全うした。  

 

今私はであった頃の彼の年齢をはるかに越えてしまった。時の移ろいはまことに早い。                   合掌

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銀行員のくせに住宅ローンが借りれないと泣いた所長

親譲りの無鉄砲、、、かどうか自分でも分からないが銀行内部でたびたび上司と揉めるので懲罰人事というか報復人事がなされてある時は四国の片田舎の出張所に飛ばされた。そこの五歳くらい年上の出張所長に赴任した夜に赤ちょうちんに誘われた。

  

田舎だから新任の歓迎会もこんなわびしいものなのかなと思ったがそうじゃない。所長の愚痴、悩み相談会になってしまった。

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酒が入ると性格が出ると言うが所長は泣きながら私に言う。

銀行に勤めて二十年、所長は自分たち夫婦と母親の三人暮らしだが亡くなった父親名義の土地の上に建っている古い自宅を建替えようとした。住宅金融公庫の申し込みをして弟と妹に父の土地を相続したいと申し出た。ところが弟と妹は協議書に印を押さない。

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日頃、母親と所長の妻は折り合いが悪く、母親は長男の嫁の悪口を弟や妹に吹き込んでいる。どこの家にでもあることだが相続となると弟や妹のそれぞれの配偶者迄口出しして欲に駆られて土地の相続を認めてやる代わりに相当分の金を払ってくれとか、兄貴の嫁さんとお袋は犬猿の仲と聞く、何なら弟が後を継いで母親の面倒を見るから兄貴は相続放棄して家を出てくれなどと言う。

 

所長は住宅金融公庫の申し込みをあきらめて、自分の勤務先の住宅ローンの申し込みをしようとした。しかし結果は同じで底地の所有者が故人のままでは国のローンだろうと民間の銀行だろうと借入はできない。

 

兄弟は誤解して協力してくれないばかりか二言目には相当の金をくれと言う。母親は同居して面倒を見ているのに妻を目の敵にして俺を困らせる。銀行は銀行で20年勤務している俺に住宅ローンを貸してくれない。そんなに俺は信用がないのか。情けないと完璧に泣き上戸が出来上がってしまった。

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しかし私には解決案があった。

所長に提案した。

「うちの銀行の住宅ローンを使いましょう。うちの銀行の株は時価で2000万円持ってるんですよね。株券と新築後の建物を保証会社に担保に入れましょう。土地は遺産分割協議書に相続人全員の同意が得られるまでペンディングにさせてもらいましょう。あとは母店の支店長は所長の同期ですから推薦を貰ってください。保証会社の役員は知り合いですから明日朝一で酒持ってあいさつに行ってきます。それできまりです。」

 

所長は本当にそれで借りることができるのだろうかと訝る。

実は私はこれと同じ手を使って顧客の住宅ローンの決裁をこの保証会社から取り付けている。言わば地上権だけを認めさせて住宅資金を調達する方法で違法でも何でもない。

 

保全面でも勤務先の銀行の名義の株券時価二千万円分を担保に差し出している。

第一、この所長が延滞したり焦げ付きを起こすはずがない。病気やけがで所長が死んでも質権設定させた生命保険から一括返済される。恥じることのない住宅資金の調達方法だ。私は所長を励ました。

こうして所長は無事新築の家に住めることになった。

 

その後私は転勤して出張所を離れたが数年後に所長の母上は他界され、遺産分割もスムースに運び弟や妹も素直に協議書ほかに押印し、所長は住宅ローンも一括返済したそうである。

 

どこの家庭にでもある遺産相続時の揉め事だが涙を流すよりは解決策を出した方がかっこいいに決まっている。

 

一月十八日は海保の日と言うことで上司をぶっ飛ばした話をしよう

海保って海上保安庁のことだ。なんで1月18日が海上保安庁の日かというと電話、ファクシミリの番号が、警察の110番や消防署の119番と同様に緊急性の高い役所と言うことで118番と決められているかららしい。詳しくは知らん。

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なぜ海保の118と上司をぶっ飛ばした話が関係あるかというと田舎の銀行に勤めていた頃のヲタ話になる。

 

ある時融資希望の顧客法人の役員の個人データをファクシミリで保証協会に送信した。ずいぶん昔の話なので今の銀行員には分かるまい。

部下に送信してもらったら彼が

「おかしいなあ。ファックスなのに相手が出て『第六管区海上保安本部です。』というんですよ。」

と言った。

彼は誤送信をしていたのだ。保証協会は当支店では略番で#118と決めていた。彼は#をつけずにそのまま118とキーを叩いたのだ。(決して真似をしてはいけない。虚偽の110番をすれば罰せられるのと同じ。)

 

それからあとは大騒ぎ。仕事なんかそっちのけの大事件。

広島の海上保安庁から電話がかかってきてそちらの銀行の責任者と話がしたいと言う。

支店長は在席していたが逃げ回り支店長代理の私に後は処理しとけと。

 

私は支店長に成りすましで海上保安庁の係官と話し、謝罪をした。

彼が言うには海上保安庁の118番は緊急性の高い番号で人命に係るものだから誤送信は絶対に行けない。保証協会の登録番号を即刻変更してくれ、二度と誤送信のないように。

もう一点は、ファクシミリの内容だがお宅の銀行の取引先の個人に関する情報が多数記録されているようだ。個人情報保護の観点からこれも即刻当方でシュレッダーにかけて破棄する。

私は謝意を告げ電話を切った。あとは支店長に内容を逐一報告した。

 

折しも翌日から個人情報保護法が施行される日であった。

 

支店長はこのことは口外無用である。君も過失責任(部下の監督責任に対する怠慢)も本部には報告しないからと言った。

 

数週間後、全店の支店長会議があって私の仲の良い後輩で小型店舗の支店長になっている男が憤慨して私に電話してきた。

「お宅の支店長は酷い人ですよ。ファクシミリで個人情報漏洩の誤送信したのは先輩で、自分は海上保安庁に随分叱られたが庇ってやった等と皆に吹聴しています。」

 

私は出張から戻ってきた支店長を問い詰めたが彼は「儂は知らん。何も言うとらん。」と逃げの一点張り。

私はブチ切れて支店長の顔面に思い切りパンチを入れてやった。彼は眼鏡が割れて口から血を出し派手にひっくり返った。

 

その瞬間私はこれは暴力事件で傷害罪に問われ懲戒解雇されると思った。住宅ローンもたくさん残っているのに返済不能で家は競売、一家離散、嫁はん激怒の情景が浮かんだ。

 

それらすべてを覚悟したが私に対する処分が常務会で問題になった時、会ったこともない役員が私を庇ってくれたと言うことを後で知らされた。その役員はこう語ったと言う。

 

「悪いのは支店長だ。しかもその支店長代理は部下を庇ってけん責処分を受けたと言うじゃないか。監督責任は本来支店長が負うべきものだ。彼は支店長の身代わりとなって泥を被ったのに酒席の戯言で部下に責任を擦り付け皆に披露した。支店長が悪い。解雇されるべきは支店長だ。殴られて当然!」

 

私は減給処分で済む事となり、のち定年まで勤めた。支店長はと言うと傷害事件として告発するなら退職してからにしろと、くだんの役員に言われ事件にするのを止めたそうだ。雇用は守られたが間もなく関連会社に出向し動物園の切符切りをしているのを見かけたと言う人がいた。私は一時の感情で人を殴りけがをさせたことを反省し今も後悔している。

 

元銀行支店長ったってバカばっかり

勤務評定と言っても大半が実績評定であるから融資額預金獲得額が何十億とかそういう尺度でしか見られていない。

その人物が常識のある社会人かどうかなどと言う基準で支店長に選ばれたわけではない。また冷静に市場経済の分析をして組織に貢献したり顧客に適切な資産運用のアドバイスができるような人物もめったにいない。イヤ皆無といってもいいかもしれない。

 

半沢直樹シリーズのテレビドラマで片岡愛之助演じるところのおかまの金融監督庁主任検査官も如何にもドラマらしくデフォルメされた変人の検査官であったが銀行の支店長も奇人、変人、犯罪者、詐欺師、変態は多い。有能な支店長というのは少ない。むしろ無能の人ばっかり。

 

ある支店長は接待能力だけを認められて支店長になったために大変惨めな思いをした。

いや当の本人はそれに気づいていない。地元の大きな総合病院の理事長のゴルフやマージャン賭博の仲間であった。類は友を呼ぶでその病院理事長の愛人のマンションを手配したり、その病院がシンガポールに進出した時に理事長の夜の観光の案内役を買って出たりしていいように使われていた。

褒美として理事長からその支店が窓口となり病院のメイン銀行となることを許された。それまでのメイン銀行は地元の地銀であったがその病院が創成期の田舎の小さな診療所時代から銀行と病院でタッグを組んで成長してきただけに理事長の突然の変節に地銀は驚き同時にメイン銀行の立場を奪われたため、接待の得意な商売敵の銀行の支店長はずいぶん恨まれたようだ。

 

その接待専門支店長はコネと病院理事長に取り入って業績を伸ばしてきただけであるから銀行員としての知識も常識もなかった。

 

ゴルフと野球の話しかしない。日経新聞は読まない。毎朝スポーツ新聞を手に出勤する。本部監査や金融庁、日銀の臨店検査の時だけそわそわと落ち着きがない。なにか不正でもしているのではないかと周りが疑い出す頃には使い込みや不正融資の悪事が表に出て背任横領と詐欺罪で逮捕告訴された。無論銀行の方は懲戒解雇となった。

銀行の犯罪―「住専」のからくりとヤクザ・カンパニー