〈西郷どん・西郷隆盛と、まだら狼・上田馬之助。彼らの人生の節目に現れた老婆の説教。〉

西郷隆盛が二回目の島流しにあった時、島の老婆が、「二回も流されるなんて、あんたはよほど悪いことをしたんだな。もう、悪さは止めろ。」と説教した。
その後、西郷隆盛は維新回天の大事業を成した。

 

 

上田馬之助 (上田裕司さん。 二代目。プロレスラー 。初代は幕末の剣士。三代目もプロレスラー。) が新日本プロレスのバスで交通事故に遭遇し、入院し、車いすの生活になった時、入院患者だった老婆が、「あんたはいつもリングで悪い事ばかりするから、バチが当たったんだよ。」と説教した。

その後、上田さんはリハビリとチャリティー活動に心血を注いだ。残念ながら、車いすから降りることはできなかったが日本中に「上田馬之助」というプロレスラーの生きざまを知らしめた。

 

「ヒールの上田馬之助は本当はいい人だったんだ。」じゃなくて、

あんなに人格者で篤志家だった上田さんは仕事として生涯、ヒールを演じきったのだ。だから、入院患者のおばあさんは上田さんの仕事は完璧だったと認めてくれたのだ。」という生きざまだ。