大学生の沖さんが高校生の僕に「ナンパのやり方をおしえて。」とマジで言う。

ボクは言う。沖さんに念をおす。

「本気⁉沖さん、いい?2対2でナンパするってどういうことか。最後まで行かなきゃいけないんだよ。女の子のうち、ひとりがあぶれたりしたら、最悪の時は乱暴されたって訴えられかねないんだよ。最後まで行く覚悟があるんだよね?」


こんなふうに僕は沖さんに確かめる。ボクは雨の夜クルマを出して銀座で女の子二人をひっかけて別の友人の部屋に女の子たちを沖さんと連れ込む。ボクと一人の子はうまくいく。はたして、沖さんはどうなったろう⁉僕と女の子は、別の部屋の沖さんと沖さんの選んだ女の子のことが気がかりになって、部屋の前で聞き耳を立てている。


沖さんの声がする。簡単に知らない男の誘いに乗ってはダメだ。もっと、自分を大事にしなさい。沖さんは説教している。真面目な人だ。2年後、沖さんは、ボクら不良仲間から抜けて、大学を無事卒業して、弱電関係の会社に就職した。

沖さん、真面目な人だ。ボクらのバンドでは、サックス担当していた。けど、セックスはしていない。

オチがダジャレかいっ‼