保育士はアニメ声

保育所の運動会に行ったんだが、ゲームもお遊戯も保育士のМCが全員アニメ声でやっていたのに驚いた。

 

保育士の声がアンパンマンのキャラクターの声優の声にそっくりだった。

 

昔は、保母さんと言ったが、声にも幼児を預かる専門家の責任と矜持がにじみ出ていたものだが、アンパンマンで育った世代が保育士になっている世代だから、当然のことかもしれない。

 

なんでも、今月がアンパンマンアニメ放映三十周年になるらしい。

時の移ろいを感じてしまう。

バキ道連載再開の2018AUTUMN

 

2018/10/11

コンビニで見つけて週チャンを買った。読んだが、あまりピンとこない。

作家の個性や主張を大事にするのは当然だが、秋田書店の編集さんはちょっとどうかと疑問に思う。編集さんだけの責任じゃないと思うが。

板垣先生のやりたいようにやらせているような感じがする。初めの頃の熱気が感じられない。
後期のシリーズでは何回か「投げ出し連載完結」をやってしまうのだけど、(それは別にかまわないのだけれど。)インターバルがあまりにも長すぎて、もう板垣先生は作家を辞めてしまったのではないかと思うくらいだ。

新人と違うのだから、再開してもそこはきちんと愚直に作品に打ち込んで欲しい。
板垣さんは、「原稿を落としたことがない。あるいは少ない。連載休止期間も原稿を書き溜めていたから、画力は落ちていない。」を自慢にしているらしいが、今更だけど、真面目に原点に立ち返ってみる必要があるのではないか?


抽象的でわかりにくいけど、つまり連載再開の一話目二話目があきれるくらい覇気がないのだ。
ボクの考えるシリーズ物で描く作家さんの作品のお手本は横山光輝さんの「伊賀の影丸」だ。この作家は再連載の一話目で、もうすでにストーリーが十話くらい進行しているのではないかと読者に思わせてしまうことが多々あった。

なかでも、「 由比正雪の巻 」と「 闇一族の巻 」が秀逸で、今週から始まったはずなのにストーリー背景や登場人物の個性は確立されていて物語のあらすじを別のところで堂々と展開しているのだ。

こういう言い方では、ますますわかりにくくなるかも知れないが、ボクは馬鹿な一読者だからうまく言えない。


横山先生は歴史上の事件を漫画の舞台や背景にして描くことが多く、由比正雪事件はそのまま幕府に対する反乱事件を題材にし、闇一族の方は、島原の乱や山城の国一揆をもとにして描かれている。そして、そういう歴史的事件を単なるなぞりに終わらせていない。十分咀嚼したうえでキャラクターに役回りを背負わせている。そういう実力というかベースがあれば作品にもぶれはない。

一方,板垣先生のバキ道の方はあくまで板垣さんの格闘技選手、格闘家としての経験と想像力がそこにあるから、28 年くらい、バキをずっーと描いていれば、( 言いにくいけど ) マンネリ化してしまうのではないか?

横山先生にも「投げ出し完結」はあったけど、連載再開第一話、第二話はワクワクしながら読んだ。発売日には田舎の少年のボクは国鉄の駅に走った。駅の売店が一番早く少年週刊誌を置いたからだ。


なんか、板垣さんも年取ったからな。読者のボクも年取ったからな。いまいち、感動しないのはそのせいかもしれない…

偉そうで悪かったね。
何しろ、金出して週刊誌や単行本を買っている『読者様』だからね。ボクは。

バディロジャースとルーセッズ①

 

ほぼ、六、七十年くらい昔の試合なのだが今でもYouTube等で見られるのがうれしい。

バディロジャーズとルーセッズはマジソンを満員札止めにしたAmericanプロレスの黄金カードだ。力道山はルーセッズのNWA王位を狙っていたし、弟子のビッグババはバディーロジャーズに憧れて全米サーキットの修業を続けた。

この四人に共通して言えることは天賦の素質はもちろんのことそれを上回る練習の鬼だったと言う事だ。小指の皮膚が裂けて血だらけになっても空手チョップの練習に打ち込んだ力道山。父をスパーリングパートナーとして貧しいハンガリー移民の子供だったルーセッズは来る日も来る日も練習に打ち込み、ついには父親を危めてしまう。トレーニングジムの床が汗の水たまりになっても四時間五時間とスクワットを続けたビッグババこと馬場正平
ただ、バディロジャースに関してはグリーンボーイ時代の正確な記録がなく、17歳でサーカスに入団し、28歳でプロレスラーとして本格デビューをするまでの12年間は謎に包まれている。

大迫半端ねえ-ハロウィンジャンボ一億円なみ‼

時事通信社

シカゴマラソンで大迫傑が2時間5分50秒の日本新記録 1億円を獲得

またまたまた、大迫半端ねえーーー!

 

 

 

 

 

ボク「 ところで一億円は何処が出すの⁉ 」

 

妻「もちろん、日本陸軍‼  ( きっぱり )」

 

ボク「 ええ~⁉????  ( 戦争かー? )」

 

 

 

日本陸連と言いたかったらしい。でも、陸連から金は出てないけどね。)

ボクは色の区別がつきにくい

 

最近覚えた色
生成り
グレー
アイボリー
オフホワイト
エンジ
ライトグリーン
カーキ
ベージュ
パープル
ライトブラウン



昔から知っている色


黄色



茶色
桃色
黄土色
こげ茶色
藤色



最近覚えた色と言っても
色の名前と現物が一致しない。

これは何色か?と言うような事を商売上の必要に駆られて
再三、家人に訊ねる。
一日に何度も同じ色について質問したり、現物の色の比較について、

「これはベージュか?薄茶色か?」
「これが生成りでこれがアイボリーか?」

等と言う風に訊ねてばかりいる。


家人は迷惑して怒り出す。


「ボケてんのか⁉」
「ふざけてんのか」


ボケても、ふざけてもいないのだが、けっこうつらい。
色の区別がつきにくいと言う事がこんなに辛いとは思わなかった。


けど、赤、青、黄色が分かって、白黒が分かればそれで充分じゃあないか。
信号が分かって、善悪の区別がつけば、それだけでも幸せなことなんじゃないだろうか。


ニコライ堂と湯島聖堂と神田明神

 

御茶ノ水の駅を降りて警察官の知人と会って飲んだ。

親しい友人だが語り口がどうも尋問口調である。


ここへ来る前に初めてニコライ堂湯島聖堂神田明神に行ったと話したら不思議そうな顔をした。


学生時代とその後と十年も東京に住んでいてなぜ行く機会を持たなかったのかと訝る。

興味なかったんだろうと答えたが信用しない。


彼の最大の疑問は、きみは東京にいて学問をするわけでなく、仕事をするわけでなく、いったい、どういう生活を送っていたのかと言う事であった。

無産者は彼の頭の中には理解しがたい不思議な存在らしい。

今日は深酒はやめようと思った。

ボクの謎の東京生活や不思議な十年間のアリバイを調べたくて仕方がないらしい。

神保町さぼうる

 

三か月に一度は必ず御茶ノ水の駅で元編集者と待ち合わせる。

神保町のさぼうるに行くことが多い。

コーヒー飲むかサンドイッチかなにか食べる。

元と言うのは彼がもうボクの編集者ではないからだ。

いまだに仕事はしているらしいがセミリタイア状態なのでいつでも声をかけてくれと言う。

さぼうるを初めてボクに教えてくれたのも彼だ。




去年までは窓際の席に決まって腰かけていたマスターの顔を今年に入ってからは見ていない。

彼が店の子に訊ねると、体調を崩して入院しているとか。

彼は一瞬寂しそうな眼をして、、、、、

「そうか。」

と言い、それから急に無口になった。

学生時代から何十年となく通ってきて様々な思いが彼の中に沸き起こっているようだった。


ボクにはその何十年の彼の思いを知る由もない。

寂しいだろうが仕方ない。



さぼうるは営業を続けていく限りまた何十年と続くだろう。

そして、神保町にそういう店があったと言う記憶を持つ人々の心に残ることだろう。


マスターは94、5歳だろうか。

お健やかで過ごされることをお祈りしたい。