荒木一郎かっこいいぞ‼昭和のヒーロー〈まわり舞台の上で〉

今週のお題「読書の秋」

いとしのマックスは好きな歌ですが、不思議な点がひとつ。マックスなんか言う名前の女の子がいるか?恥ずかしい点が一つ。「ゴー‼」という合いの手と言うか掛け声。なんでこんな不思議な、恥ずかしい曲にしたんだろう?と思っていた。

今日、永年の疑問が解けた。
荒木さんによると、愛しのマックスは、後輩のバンドに作ってやった曲。曰く。「俺が『ゴー‼』なんか言う訳ないだろ。」それを知ったビクターのディレクターが廊下に土下座して「この歌は荒木さんじゃないとダメ‼」泣きながら懇願したという。
 
マックスは荒木さんの愛犬の名前マックから。この秋田犬は賢くて、自宅のスタジオで録音していたら、必ずさびで吠える。何回も必ず、同じところで吠える。荒 木さん、うるさいから叱る。うるさい‼マック。➡うるさい‼マックす。➡〇〇さい‼マックス。➡いとしのマックスでいいや。タイトルは~となったそうだ。なんか、落語みたいだ。
 
それと 、ビクターのアレンジャーは巨匠吉田正門下の大先生ばかりで、愛しのマックスの編曲が演歌やタンゴ調になってしまう。腹立つから殴ろうと思ったら、ディレクターが我慢してとにかく一曲だけ録音してと言い、一曲録って、編曲の先生をお疲れさまと追い出した後、荒木一郎さんが自分のバンド仲間たちと、曲に仕上げたんだと。
 
こんなの序の口で、まだまだ、凄い話がどしどし出てくる。
すげえわ‼荒木一郎。昭和のヒーロー‼