今週のお題「読書の秋」 《荒木一郎さんの「まわり舞台の上で」文遊社刊を読む》

ボクの場合、秋に限ったわけじゃないが、今週のお題が読書についてであるから、一言、書く。今、読んでいる本は、荒木一郎さんの「まわり舞台の上で」だ。文遊社刊、定価3200円、562ページもある。歌手、俳優、小説家、魔術師、マネージャー、プロデューサー、演出家、脚本家、企業家等々、いくつもの顔を持つ荒木一郎さんについて、荒木一郎さんのファンでもあるそれぞれの分野の専門家がインタビューをして本にまとめたものだ。

 

余談だが、サラリーマンをしていたころ、複数のマンションのオーナーで資産家の人物を訪問したところ、その人物は数冊の新刊本を枕にリビングルームで居眠りをしていた。なんか、面白いこと書いてありますかと尋ねるとその人は言った。

「きみね。たかだか、1500円くらいの本の中におもしろい話とか役に立つことなんか、ひとつかふたつあればいい方だよ。中には、何の役にも立たない本とか、まったく面白くない本もある。意味の分からない本もある。読んで損したと感じる本もある。金返せと思う本もある。」

今でも、彼の言葉を覚えている。で、今読んでいる荒木一郎さんの「まわり舞台の上で」は、面白いかどうかと言うと、確かに面白い。読んで役に立つと思うし、読んで得したと思う。もちろん、意味は分かるどころか、荒木一郎さんの時代を通じてボクの生きてきた時代も蘇る。忘れていた記憶や父母たちの生きてきた時代のことも知ることができる。くどいが3200円は安い。こういうと、必ず、「ちょうちん記事を書きやがって。いくら、もらってるんだ。」という輩がいる。まったく、馬鹿はどこにでもいる。

ボクは荒木一郎さんとは縁もゆかりもねえわ‼ボクが感じた、そう思っただけだ。気に入らねえなら閲覧するな。ボクは自己満だけで書いている。批判も非難も受け付けないぜ。なにしろ、「読書の秋」だ‼文句があるか‼