赤塚不二夫と石ノ森章太郎と山内ジョージのちょっといい話

二級天使 (石ノ森章太郎デジタル大全)

赤塚先生は石ノ森先生の三つ年上だったけど高校二年生で「二級天使」でデビューした石ノ森さんのことを尊敬して世話を焼いていたらしい。このことは石ノ森さんのアシも勤めた山内ジョージさんが著述している。

 

石ノ森さんが倒れたり、飲み過ぎたり、スランプになったりしたら、介抱したりして面倒をみてたらしい。

石ノ森さんが同郷の山内ジョージが入院した時、わざわざ故郷に見舞っている。石ノ森さんもすごいと思う。お土産にベレー帽を持って励ましに行っている。

 

アシは感激して治ったら必ず先生の所へ行きますと言ったら、同道してた赤塚さんが、来るなと言わんばかりに「きみ、本当に来るの?」と嫌な顔したという。

伝説 トキワ荘の真実

赤塚さんにすれば、その後は石ノ森さん以上の超売れっ子漫画家になるものの、この時はアシとしても、保護者としても自分が石ノ森さんの面倒をすべて見ていたから、厄介な子がまた一人増えるのかと思ったらしい。のちに三人は仲良しでいつも一緒に行動したそうだけど。

そしてその関係は昭和36年石ノ森さんが世界一周旅行に行くまで赤塚さんが超売れっ子になって「おそ松くん」の連載を開始するころまで続いたという。

 

 

目と耳でおぼえるかんじ絵ずかん 1・2年生 学校・大きさ・色・数字にかんするかんじ