福山雅治主演『集団左遷』感想私見②

 

原作者の江波戸哲夫さんだけど、東大の経済学部出身だった。先週、ボクは江波戸先生が東大法科出だと書いた。まちがいでした。ごめんなさい。


今週の福山さんだけど、ますます、浮世離れしてきた。江波戸先生の銀行員時代が三十年くらい前になるのだろうか。とにかく、今の銀行員とは環境が違うからドラマの方も、ちょっと、違うんじゃないかという感想をお持ちの方が多いと聞く。


ボクが、特に強く違和感を感じたのは、ノルマが預貸合わせて100億円というくだりだ。ドラマでは、純増方式らしいが、支店長役の福山さんのセリフはあいまいだ。そして、銀行員は一円単位でノルマを語ることはしない。○○千円、○○百万円等々。という単位の言い方をする。

例えば、「 900千円の解約があった。」とか、「 50百万円を獲得した。」などと言う。




閑話休題福山雅治主演と前宣伝した割には内容は今一つだ。所詮、銀行員、つまり、サラリーマンだ。金融機関に雇われて労働者となっているだけのことだ。その労働者を演じているだけだから、内容もたいして面白くはない。名優福山さんにはせめて、銀行家の物語を演じてほしかった。お札のデザインにその肖像画が使われることになったあの人のドラマとか、、、。