「ゲンセンカン主人」
生前、親友がつげ作品中bestと言っていた
「ねじ式」が68年6月で「ゲンセンカン主人」が68年7月だから
「奇跡の一年半」にに描かれたものだ。
いまボクはつげ義春大全の第十六巻を呼んでいるのだが
奇跡の一年半に描かれたもの、ファンが傑作だというものが
ほとんどこの巻に載っている。
長八の宿
やなぎ屋主人
オンドル小屋
ほんやら洞のべんさん
ゲンセンカン主人
もっきり屋の少女
やなぎ屋主人
夢の散歩
夏の思いで
下宿の頃
大場電気鍍金工業所
懐かしい人
蟹
二岐渓谷
で、あらためて「ゲンセンカン主人」
読んでみた
前に読んだときはスルーしてしまったところが
妙に味わい深い
それとストーリーの展開が力強い
絵は相変わらずうまい
親友の漫画家が存命ならあれこれ感想を言い合うところだ