地下鉄神楽坂を降りて坂下まで十分くらい歩き、お堀端を法政大学の高層ビルを左手に見て歩くと、すぐ右手に東京理科大学のキャンパスが見える。
ここにりかちゃんが通っていたと思うと感慨無量だ。ボクは後上翔太君をりかちゃんと呼んでいる。勝手に。
彼が東京理科大学中退ををステージの鉄板ネタにしているからだ。
なんにしろ、彼は好漢だ。大学中退は親不孝で純烈の掲げるテーマと相違するのではないかと言う向きがあるがそうじゃない。好きなことに情熱を傾け、努力をして、苦節十一年、紅白出場という夢を果たしたのは親孝行だ。
あえて言うなら、夢を果たせなかったとしても、好きなことに打ち込んでいる姿を見るのは親としてもうれしいことに違いない。
ボクらの時のように、猫も杓子も大学進学で、駅弁大学と揶揄され、卒業してつまらないブラック企業に不本意ながら就職して、体を壊したり、うつ病になったり、事故や事件に巻き込まれたりするよりは、ぜいたくはしなくても好きなことをやって自分の稼ぎで食っていく。そっちの方がよほど素晴らしい。
さて、東京理科大学だが、ボクが校内に入ったときにはたまたま、入学試験の日であった。時刻が午後の遅い時だったため、受験生の姿もまばらで、在校生らしき人もほとんどいなかった。
大学のキャンパスを訪問した時の楽しみの一つなのだけど、学食に行くとすでにclosedだった。残念。理科大・大盛り天ぷらそばを食べたかったのに。
(うそ。そんなメニューはありません。たぶん、、、、。 営業時間が終わっていたから分からない。)