トップロープを軽々飛び越えてリングインしたブッチャー

アブドーラ・ザ・ブッチャー―黒い呪術師 プロレス・スーパー・スター列伝 (1981年)

YouTube力道山ジュニアの百田光雄さんが言っていた。日本初登場でブッチャーは日本のファンの心をわしづかみにしたと。

前座の第一試合だったらしいが、リング上で太った黒人レスラーが空手の構えを見せるとか、トップロープを飛び越えるとかしたので大人気になったそうだ。

 

人種差別の激しいアメリカで孤独なブッチャーのため日本に招聘したときは必ず控室は個室を用意して、飛行機はビジネスクラスを用意したという。だからブッチャーはそういう気配りをした馬場さんにとても感謝していたらしい。

 

ザ・シークの訃報を受け取った時、同じホテルに宿泊していたブッチャーとテリー・ファンクが故人を忍び抱き合って泣いたというのも何となく信じられる。