陛下から田舎に逃げて帰った人間国宝

岡山県の東部に位置する備前市は備前焼の産地として名高い。当地が鎌倉・室町の時代から「焼き物の里」として栄えた理由は「田土(タツチ:水田の底から採掘した粘土)」と「赤松」に原因する。きめの細かい備前の「田土」を良く練って陶工や備前焼作家たち…

バイクで一生を得る(上)

僕が銀行員をしていたのはもうずいぶん前だが 当時の同僚で未だに連絡しあう人が一人だけいる。 その人は温厚でついぞ大きな声を出すのを職場で見せたことがない。 上司や経営側がどんなに無理難題を吹っ掛けても淡々と自分の仕事をこなしていた 後輩には好…

僕たちの子ども時代

昭和20年代敗戦の混乱の中で親たちは食う方法を何とか見つけ出して貧乏ながらも子供たちを育てていた。少ないと言いながら子供たちの遊びも娯楽も進化していった。父母たちの日本の復興とともに子供たちの世界も夢が広がっていった。 貸本漫画とめんこと絵物…

フィリピン邦人特殊詐欺グループ闇バイト広域強殺事件の被害回復

ネットで闇バイトを募り全国で強盗殺人事件を起こしたグループと日本人によるフィリピンを拠点とした特殊詐欺事件のグループが同一犯だったと聞いて呆れる。 犯罪を犯し人の財産ばかりでなく生命まで奪ったのであるから極刑に処すべきは当然である。 詐欺事…

介護士が高齢者に聞いた「人生で後悔していることTOP5」 きぐちさんのツィートより抜粋

きぐちさんというブロガーさんのツィッターの記事が興味深かったのでここに張り付けてみます。 きぐち @kasegu_master 介護士が高齢者に聞いた「人生で後悔していることTOP5」がグッときたのでアウトプット。 好きなように生きればよかった 働きすぎなければ…

親友の漫画家に聞く業界人との交友関係

あまりないそうです。 交友のあった有名な漫画家の先生は一人だけでその人の事を師匠と呼んでいましたけれども、特に指導を受けたことはなかったとのことです。その先生の仕事を手伝ったこともないらしいです。 飯食わせてもらったり、一緒に遊んだりしてい…

漫画家と宝くじの話

ある時、親友の漫画家から電話があって「お前、宝くじなんか買うの?」と質問された。 その時は買ってなかったので、「めったに当たるもんじゃないと思っているので買わない。」と返事した。 「俺は一度も買ったことがない。好きじゃないんだ。馬券とか宝く…

親友の漫画家から聞いた家族の話

結婚したのはずいぶん早かったみたいだ。 大学を卒業した年の春、上場企業に入社した。 そこで奥さんと知り合い五月には入籍した。 結婚式はしていない。 区役所に婚姻届けを出した日が結婚記念日。 立会人は職場の先輩 翌月に退職して漫画に専念した。 卒業…

一昨年他界した親友の漫画家の家族から来た賀状

生前彼は孫は諦めたと言っていた。 自分の命の炎が燃え尽きる日をあらかじめ知っているような口ぶりで言うので不思議だった。彼がずっと治療を続けていることさえ知らなかった。 ある師走の寒い夕刻、ずいぶん久しぶりだったのだがお茶の水で待ち合わせて食…

年賀状が喪中はがきで帰って来た

と言うのはある程度の年齢になると、珍しくないあるある話になってしまう。 ああ、あの人も亡くなってしまったかと言う程度の自分の反応に驚いてしまう 若い時は知人が亡くなった連絡を聞かされるとすごいショックを受けていたものだ。 それが親しい友人だっ…

銀行員のくせに住宅ローンが借りれないと泣いた所長

親譲りの無鉄砲、、、かどうか自分でも分からないが銀行内部でたびたび上司と揉めるので懲罰人事というか報復人事がなされてある時は四国の片田舎の出張所に飛ばされた。そこの五歳くらい年上の出張所長に赴任した夜に赤ちょうちんに誘われた。 田舎だから新…

一月十八日は海保の日と言うことで上司をぶっ飛ばした話をしよう

海保って海上保安庁のことだ。なんで1月18日が海上保安庁の日かというと電話、ファクシミリの番号が、警察の110番や消防署の119番と同様に緊急性の高い役所と言うことで118番と決められているかららしい。詳しくは知らん。 なぜ海保の118と上司をぶっ飛ばし…

元銀行支店長ったってバカばっかり

勤務評定と言っても大半が実績評定であるから融資額預金獲得額が何十億とかそういう尺度でしか見られていない。 その人物が常識のある社会人かどうかなどと言う基準で支店長に選ばれたわけではない。また冷静に市場経済の分析をして組織に貢献したり顧客に適…

ブルドックと言う名の旧日本軍軍用車両

仙台の航空隊で終戦を迎えた私の父は軍隊で自動車免許を取得し終戦後、免許の書き換えで一種二種の免許を貰ったと聞いている。 父の軍隊時代の愛車は「日産のブルドッグ」と言っていたが、調べてみたがそんな軍用車は存在しない。 そもそもブルドッグとはイ…

夢は紅白親孝行

よく考えられたフレーズで純烈のリーダー酒井一圭さんが考えたものだが、その純烈も五回か?紅白に連続出場している。 最初の二、三回は今年は大丈夫だろうかとドキドキしたが、今や紅白にすっかり定着して常連組なった。 おかしなものでこうなるとあまり見…

今年は格闘技はないのか

唐突だが大みそかのテレビ番組の話である。 以前は田舎暮らしの僕でも二つくらいの格闘技の大晦日番組を掛け持ちで見たりしたものだが今年はそれもなく少し寂しい気がする。

柚子風呂シーズン近づく

田舎の親の家の敷地に柚子と酢橘の木がある。冬と夏のそれぞれのシーズンに収穫するために帰ることにしている。 柚子は柚子風呂と皮を細かく切って大根の酢漬けに使う。 とくに冬至の柚子風呂は最高に気持ちがいい。 温泉地の柚子風呂もいいけど、自分で収穫…

柔道一直線の凄い影響

講道館が梶原一騎先生に感謝状を贈ったというニュースが話題になった。当時、少年キングで連載中の柔道漫画「柔道一直線」がテレビで実写ドラマ化され柔道ブームが起きて全国で柔道の普及に貢献したと言うのが講道館の感謝状の理由であった。 私は中学生だっ…

老いた詐欺師の末路・銀行の話

世の中には人を騙して借金をし、そのまま踏み倒そうとする悪人がいる。担保物件の農地を競売した時のことだ。債務者Aは悪いやつだった。揃いも揃って還暦過ぎた元大企業出身の男達が定年後に集まっていかがわしいベンチャー企業を立ち上げた。 法人の登記簿…

1963/11/22ケネディの死・ヒーローが消えた日

映画俳優・赤木圭一郎が生きていたら、今年で75歳になる。ジェームス・ディーンと八代目・市川雷蔵は同い年だから、生きていれば、共に84歳だ。 プロレスラー・力道山は満91歳のはずだし、ジョン・F・ケネディは生誕99年を迎える。いずれも筆者の幼い頃のヒ…

漫画をネットで買ったら病みつきになった

若い時に読んだ「空手バカ一代」や「柔道一直線」を読み返したいと思ったが田舎の事 で書店が遠い。 ネットで見たら全巻セットが出ていた。 三千円くらいで買える。 有難いことだ。 すぐ買った。 面白い。 少年週刊誌でれんさいされていたころに読んだのだが…

鉄の爪 フリッツ・フォン・エリック

ダラスの興行師フリッツ・フォン・エリックに招聘されたレスラーはエリックのホテルに宿泊し、エリックのスーパーマーケットで食料を購入し、興行が終了するとエリックの銀行の振出小切手でギャラの支払いを受ける。 アメリカン・ドリーム、エリック帝国も元…

鉄の爪 フリッツ・フォン・エリック

ダラスの興行師フリッツ・フォン・エリックに招聘されたレスラーはエリックのホテルに宿泊し、エリックのスーパーマーケットで食料を購入し、興行が終了するとエリックの銀行の振出小切手でギャラの支払いを受ける。 アメリカン・ドリーム、エリック帝国も元…

銀行の話②「黒い美少女たち」

毎朝、駅前の銀行駐車場で必ず真っ黒に日焼けした少女の一団と会う。「おはよう。」と声を掛けると少女たちは「オス!」と口々に返事する。十人くらいの黒い少女たちがマイクロバスに乗り込む。運転するのも少女たちのうちの一人だ。 駅前駐車場を同時刻に出…

2022年7月5日 14時 31°C 湿度62%

台風四号は四国を通過して東進している。すでに温帯性低気圧に変わっているものの近畿、東海、関東甲信越の広い範囲で大雨が予想されている。

電力不足について煽るテレビ局

ニュースやワイドショーで盛んに流しているから電力不足の危機的な状況は間違いないと思う。 そうであれば工場やオフィスの担当者のインタビューや、都庁の職員が室内灯の消えた暗がりの中で幽霊のような顔してパソコンに向かってる風景を映すより、テレビ局…

鎌倉の13人のその後の歴史

大河ドラマから興味を持って、鎌倉幕府から室町幕府、戦国時代へ歴史の本をあれこれ読んでいくと面白い発見がある。 受験用だけに暗記していた知識の慈円の「愚管抄」や北畠親房の「神皇正統記」はこう言う局面で書かれていたのかと 分かって少しうれしい。 …

中村芝翫さんと神田伯山さんそれぞれの襲名披露

まだ東京に住んでいた頃、歌舞伎座に中村芝翫の襲名披露を見に行った。先輩たちが中村芝翫を挟んで居並ぶ中、右側の人から順番に祝辞を述べるのだが、芝翫は不倫をフライデーされたとかで全員に順番にその不倫騒動についていじられていた。客からは失笑が起…

定年、銭のないやつぁ俺んとこへ来い!

サラリーマン生活が長かったので定年時に、退職後の生活が成り立つのだろうかと恐怖感に苛まれた。 杞憂であった。 ちゃんと生きている。 家の女は前より口うるさいが生活に困ってはいない。 勿論年金だけで食っていけない。 少々の預金を取り崩して生活費に…

ボクたちの力道山と外国人プロレスビジネスマン

1954年12月22日の蔵前国技館の日本選手権を見たことのないプロレスファンやプロレス評論家がふえた。 ボクは生まれているが見てはいない。 「昭和の巌流島決戦」という言葉は父親から聞いた。 父親は熱心なプロレスファンか?と言うと決してそうではなく、む…